1. あなたは英語が得意ですか?
あなたは英語が得意ですか?「得意です」と自信を持って言える方もいると思いますが、ネット検索でこのブログにたどり着いた方の中には、もしかすると英語が苦手な方もいるのではないでしょうか?
学生時代に勉強していたけれど、今ひとつ使いこなせていなくて、仕事や趣味に活用できていない、もしくはまったくダメだと感じている方もいるかもしれません。
2. 英語の勉強を始めてみたら
学生時代の英語との関わり
まず、私が英語を学ぼうと思ったきっかけについてお話しします。
学生時代は、英語に特段興味があるタイプではありませんでした。英検を取得したこともなく、英語を使って何かをしてみたいということもありませんでした。
社会人になってからも、特に英語を必要とする場面はありませんでしたが、数回転職する中で、前職である施設の警備員として働く機会がありました。
英語学習を決意したきっかけ
その施設には、一般の利用者のほかに、日本語がほとんど話せない外国人の利用者もいました。日本語が通じないため、どうにか相手の要件を把握して案内しなければならず、英語が話せない私は非常にもどかしい思いをしました。
その時は、パターン化された英語の案内文を見せるなどして何とか乗り切りましたが、やはり「英語が話せたら」と強く感じたことが英語学習を始めるきっかけの一つでした。
日常生活の中で感じた危機感
また、日頃利用するコンビニで外国人スタッフが日本語で接客してくれることも、私の奮起するきっかけとなりました。
日本語を学び、日本語が通じる環境で育った自分とは違い、外国の言葉を学び、その学んだことを生かして働いている外国人を見て、尊敬すると同時に「このままでいいのか?」という危機感を感じました。
それから、昔の英語の本を引っ張り出したり、書店で英語学習に関する本を買ったりして勉強を始めました。
3. 再開した英語学習の試行錯誤
しかし、英語を勉強していたのは四半世紀近く前の学生時代…
長い間英語に触れてこなかった私のスキルは、三単現の “s” や過去形といったわずかな記憶と若干残る英単語の記憶を除いて、ほぼゼロに近い状態でした。
何から始めていいか分からず、迷走する中で「英語耳」という英語が聞き取れるようになる学習法を知り、「これだ!」と思って移動時間にひたすら英語を聞くことにしました。
しかし、上達の兆しもなく、手応えを感じることができませんでした。
- “L” と “R” の聞き分けが少しできるようになった
- “T” や “K” は単体でははっきり発音しないことを知った
この程度の成果しか得られませんでした。
文法の再挑戦と挫折
もしかすると、楽に始めようと音から入ったのがいけなかったのか…?
そう思い、「文法から攻めてみるか!」と「キク英文法」という本を買いました。
この本には、数日間、1日3時間ほど費やしたと記憶しています。
全然歯が立たず、この本がかなりレベルの高いものであることを後から知りました…
その後、警備員を辞めて不動産屋に転職し、忙しさもあってしばらく英語の勉強からは離れていましたが、転職してから3年、2024年の1月に再び英語の勉強を再開しました。
再開のきっかけは、YouTubeで観た動画でした。
4. 新しい学習法への転換
【何年かかる?】英語力ゼロからペラペラ英会話を独学で作る勉強法のロードマップ完全解説(40代/50代/初心者/留学なし純ジャパ/かっこいい)
黒坂岳央の「超」英語多読チャンネル
動画を観た後、上記のチャンネルの動画をいくつか参考にして勉強のやり方を一新しました。
- 英単語・英熟語
- 文法習得
- 英文読解
- 英会話訓練
この順番で学習を進めていくことを決め、勉強を再開しました。
仕事が忙しかったり、遊びを優先したりしてなかなか時間が取れないこともありましたが、200時間を捻出して、現在は英単語の80%程度を終えた段階です。
音から入った英語学習でうまくいかなかった過去もあり、英単語の勉強を始めるまで半信半疑でしたが、英単語の反復学習により、見て意味が分かる単語が増えてきたことで、勉強したことが自分の血肉となっている感覚があります。
ボロボロの私でさえ力が付いたので、同じように勉強を頑張って継続すれば上記と同様の状態にたどり着けます!
とはいえ、英会話のように楽しく学んで英語を身につけるという華やかなものではなく、「英文の日本語訳を読む」「英単語・日本語の意味を見ながら英文を照らし合わせる」ことを反復して続けるという、かなり地味な学習法なので、とっつきにくいと感じる人も多いかもしれません。
地道な努力の重要性
個人的には、教材となるテキストの文章は読んでいて面白いです。
ですが、日頃読書をする習慣がない方にとっては、苦痛に感じることもあるかもしれません。
私の仕事仲間も同じ教材、同じ学習法で勉強していますが、読書をあまりしないタイプだったらしく、とっつきにくいようでした。
読むことが得意ではなく、これまで避けてきた方には少し厳しいかもしれませんが、英語の勉強をきっかけに、読むことが苦手な自分を卒業してみてはいかがでしょうか?
読むことが苦手という問題を克服するための提案も、後日他の記事でまとめますので、ぜひそちらもご覧ください。
5. 英語の勉強のやる気が出ないときにやっていること
音楽を使ったリフレッシュ
洋楽で好きな曲を聴きながら、和訳付きの歌詞を読んでいます。
やる気を出すための気分転換ですが、この単語がこんな意味で使われているのか!と思わぬ学びにつながることもあります。
動画を使った学習
自分の趣味の動画をYouTubeで検索し、それに「英語」と追加します。
音声がベースなので字幕がないと、「?」となってしまうかもしれませんが、趣味のことなので大体こんなことを言っているんだろうなという感覚で分かる部分もあります。
分からないことは、勉強していずれ分かるようになるぞ!とやる気に変えましょう。
子供向けの本や漫画を読む
子供向けの読み物や漫画で、英語だけで書かれたものを読みます。
子供向けのものでも最初はほとんど読めません。
英単語も文法もまだまだだとほとんど楽しめないかもしれませんが、学習を続けていると少しずつ分かるようになります。
分かるようになると面白くなりますが、これは教材ではなく気分転換なので、勉強は教材を使って行いましょう。
6. 勉強に役立つアプリやグッズの紹介
スマホアプリ
Studyplus
勉強時間を計測したり、進捗についてコメントを残したりできるアプリです。
受験生向けのものかと思いきや、社会人の勉強にも活用されています。
mikan
英語学習アプリです。教材に準拠させることができ、本を持ち歩けない場所でスキマ時間がある時に、このアプリで英単語の勉強ができます。
単語の読み上げ機能もあるので、発音も学べます。
DeepL
AIの翻訳アプリです。直訳かのような不自然な和訳ではなく、自然な日本語訳を提供してくれます。
英文によっては、読み手に伝えようとすることを優先しすぎて、少し違和感のある訳になることもありますが、一般的な訳を知りたいときには役立ちます。
一般的な訳を知ることで、さらに深い理解につながります。
Googleスプレッドシート(Excel)で作った自作の単語表
教材の英文に登場する英単語を章ごとにまとめますが、章によっては書き込むスペースが限られてしまうことも。
私は、書き込めない部分は付箋に書いて貼っていましたが、一度破れそうになったことと、字が下手で読みづらいため、思い切ってExcelで自作の単語表を作成し、それを教材に挟み込むようにしました。
これで粘着部分がベタベタせず、字も読みやすくなって快適です。
テンプレートが必要な方は、下記からダウンロードできます。
便利なグッズ
ブックスタンド
勉強する場所が一定ではなく、出先で学習することが多い方には向かないかもしれませんが、勉強や仕事に役立つのが書見台です。
長時間の読書や勉強は疲れますが、この書見台があれば、少し楽に取り組める気がします。
ノートカバー
教材、書き込み用のペン、蛍光ペン、暗記シート、単語表をまとめて持ち歩けるブックカバーです。
手触りが良く、撥水加工されているので、万一雨が降っても中身を守ってくれます。
7. 最後に
英語学習のきっかけ、挫折、再開についてお話ししましたが、参考になりましたでしょうか?
少し心得がある方はそのまま続けられますし、まったくのゼロでも、ゼロからスタートする道は開かれています。
目標を定め、やる気を出して、正しい方法で学習を続ければ、必ず一定レベルの英語力が身に付きます。
私もまだ目標に向かって進んでいる途中なので、ゴールについてはお伝えできませんが、勉強を続けることで、力がついてきていることを実感しています。
文法を学んだ後は、英文も少し交えた記事を書いてみようかと考えています。
英語の習得を考えている方のヒントになれば幸いです。
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